原因がわかれば、対処は極めてシンプルです。作業時間わずか数秒で完結する、現場で最も効果の高い3つのアプローチを整理しました。
裏技1:グリッド線の強制配置を解除する(最も安全・確実)
文書全体のレイアウトを壊さず、行間だけをキュッと引き締めたい場合に最も推奨される手法です。
行間を詰めたいテキストを選択した状態で右クリックし、【段落】を開きます。「インデントと行間隔」タブの右下にある「1ページの行数を指定時にグリッド線に合わせる」のチェックを外してOKをクリックします。これだけで、文字がグリッド線の拘束から解放され、本来の文字の高さに応じた自然な行間に瞬時に収まります。
裏技2:行間を「固定値」で絶対指定する(完全制御)
1ミリのズレも許されない企画書やエントリーシートなどで、行間を完全に均一化したい場合に用いるのが行間 固定値 設定方法です。
同じく【段落】ダイアログボックスを開き、「行間」のプルダウンから「固定値」を選択します。右側の「間隔」に直接数値を入力します。基準となる目安は「フォントサイズ+3〜5pt」です。例えば10.5ptのフォントであれば、間隔を「14pt〜16pt」前後に設定すると、印刷時にも極めて美しく読みやすい行間が完成します。
ただし、固定値の間隔をフォントサイズより小さく設定してしまうと(例:10.5ptフォントに対して8pt指定)、文字の頭部が欠けて表示されるため注意が必要です。
裏技3:行間を「倍数」で微調整する
文字サイズを変更する可能性がある可変ドキュメントでは、行間 倍数 指定が適しています。【段落】設定から行間を「倍数」にし、間隔の数値を「0.85」〜「0.95」などに手入力で設定します。1.0行(1行)未満の数値を割り振ることで、全体のプロポーションを保ったまま行送りの間隔を圧縮できます。