裁判が終結しても、残された方々の苦しみが終わることはありません。石巻3人殺傷事件の被害者である姉とその友人は、将来の夢や希望に満ち溢れていた20歳と18歳という若さで命を奪われました。遺族にとって、理不尽極まりない理由で愛する家族を奪われた喪失感は計り知れません。
また、心身ともに深い傷を負った石巻3人殺傷事件の生存者たちの苦痛も続いています。重傷を負いながらも一命を取り留めた母親は、身体的な後遺症とともに、目の前で娘の命を奪われた精神的トラウマを抱え続けることとなりました。
一時的に連れ去られた元交際相手の少女も、「自分の存在が引き金になってしまったのではないか」という耐え難い自責の念に長年苦しめられています。理不尽な暴力は、命を落とした犠牲者だけでなく、生き残った関係者の人生をも一瞬にして破壊しました。