ネット上には多種多様なカビ取りノウハウが氾濫していますが、使用する薬剤の特性を誤ると、カビは落ちても壁紙が黄色く変色したり、下地の石膏ボードがボロボロに崩れたりするトラブルが後を絶ちません。特に注意すべきは「お風呂用の強力な泡スプレー」を壁紙にそのまま吹きかける行為です。ネット掲示板やSNS上でも壁紙カビキラー使えない理由として頻繁に議論されていますが、浴室用洗剤は垂直の壁面にとどまるよう粘度が調整されており、界面活性剤の濃度が高いため、紙質や塩化ビニルに浸透するとシミとして半永久的に残留してしまいます。
家庭で行うビニールクロス黒カビ落とし方としては、汚れの性質とカビの進行度に応じた使い分けが不可欠です。皮脂や油煙が混ざった初期カビには壁紙カビ取り重曹のペーストが安全かつ有効ですが、重曹自体には黒カビの色素(メラニン)を漂白する力はありません。一方、色素沈着を消し去るには塩素系が必要ですが、壁紙カビ取り塩素系漂白剤注意点として、原液使用の厳禁と十分な換気、そして液垂れ防止のマスキングが絶対条件となります。
もし清掃後に壁紙が黄色や茶色に変色してしまった場合、それはアルカリ成分の残留や下地用接着剤の化学変化が原因です。カビ取り後壁紙変色戻す方法としては、濃度1%〜2%のクエン酸水を布に含ませ、優しく叩いて中和することで軽度の黄ばみならリセットできる場合があります。ただし、塩素による塩化ビニルの脱色や劣化は元に戻らないため、事前のパッチテストは欠かせません。