2026年の開催概要で際立っているのが、若年層に向けた思い切った優遇措置です。若者割・高校生無料対象理由について、二輪業界のマーケティング担当者は「現在、日本のライダーの平均年齢は54歳を超えており、10年後・20年後の市場維持には10代・20代の潜在顧客獲得が死活問題となっている」と語ります。かつての三ない運動(乗らない・買わない・取らせない)の呪縛を解き放ち、スマートフォンネイティブ世代にリアルなバイクの造形美とカルチャーを浴びせるための戦略的投資なのです。
特設メインステージで展開されるステージイベント出演者スケジュールも、この若返り戦略と密接に連動しています。テレビで活躍するバイク好きタレントやMotoGP現役ライダーのスペシャルトークショーに加え、登録者数数十万人を誇る気鋭のモトブロガーたちによる公開ライブ配信がタイムテーブルのゴールデンタイム(13:00〜15:00)に配置されています。
現場の熱気は、単なるトークの鑑賞にとどまりません。ステージ終了後に行われるファンミーティングやサイン会には長蛇の列ができ、デジタル空間のフォロワーが現実空間でコミュニティを形成する熱狂的な光景が広がっています。