ウクライナ侵攻に中国国民の本音は?微博の二極化と検閲の深層

ウクライナ侵攻に中国国民の本音は?微博の二極化と検閲の深層

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中国のネット空間で親ロシア的な意見が圧倒的優位を占めているように映る背景には、単なる親露感情を超えた構造的な「対米対抗意識」が存在します。中国国民 親ロシア派の理由を紐解く最大の鍵は、長年にわたり学校教育や国営メディアを通じて醸成されてきた「アメリカ主導の国際秩序に対する強い警戒感」です。

中国国内のネット世論において、ウクライナ問題は「ロシア対ウクライナ」ではなく、「ロシア対アメリカ・NATO」の代理戦争として認識される傾向が顕著です。「NATOの東方拡大がロシアを窮地に追い込んだ」「次はアジアでNATOのような対中包囲網が作られる」というナラティブ(語り口)が浸透しており、ロシアを「欧米の包囲網を突破するための共闘パートナー」とみなすロジックが広く受容されています。

さらに、中国近代史における「屈辱の100年」への記憶と、近年の米中対立によるハイテク規制や貿易摩擦への不満が、プーチン氏の反米姿勢への熱烈な共感へと変換されています。ロシアの国営メディア「RT」や「スプートニク」の報道が中国語に翻訳されてそのまま拡散され、反米ナショナリズムの燃料として消費されているのが現実です。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。