唐田えりか氏と東出昌大氏に対するネットの反応は、2020年当時と現在とで180度と言ってよいほどの変容を見せています。当時のSNSや掲示板では、人間性を否定するような苛烈な批判が大多数を占めていました。しかし、二人が見せた「逃げない姿勢」と「過酷な環境への適応」が、徐々に大衆の心理を軟化させました。
公の場で見せた表情の翳りや、手記・単独インタビューで語られた生々しい告白は、単なるスキャンダルタレントから「業(ごう)を背負った表現者」への認知の転換をもたらしました。東出氏に関しては、水道も通っていない山奥で自ら鹿や猪を解体し、煙に燻されながら生活する剥き出しの姿がYouTube等を通じて可視化されたことで、「世間の規範から外れた特異な生き方」として一種のカリスマ性を帯びるに至っています。
唐田氏に対しても、『極悪女王』公開後のSNS調査では「過去の行いは肯定できないが、あの演技を見せられたら役者として認めざるを得ない」「本気で女優として生きる覚悟を感じた」といった声が7割以上を占めるなど、実力による信頼回復が数値としても裏付けられています。