なぜ家のナスの天ぷらは油っぽい?プロが明かすサクサク極上裏技

なぜ家のナスの天ぷらは油っぽい?プロが明かすサクサク極上裏技

なぜ家のナスの天ぷらは油っぽい?プロが明かすサクサク極上裏技の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

専門店のカウンターで揚げられる天ぷらが、冷めても軽やかな歯ざわりを維持できる秘密は「衣のグルテン抑制」と「粉の配合比率」にある。家庭で天ぷら粉を使わずにプロ級の衣を作る場合、薄力粉8に対して片栗粉2を合わせるブレンドが極めて効果的だ。

片栗粉(馬鈴薯デンプン)は薄力粉に比べて熱凝固が早く、油の中で硬質で薄いガラス状の皮膜を形成する特性がある。これをごく少量ブレンドすることで、ナスの水分が外に出て衣を湿らせるのを防ぎ、時間が経っても崩れないサクサクとした骨格を作り出すことができる。

材料・工程黄金比率・推奨データ一般的な家庭調理編集部の見解・プロの狙い粉の配合薄力粉 80g : 片栗粉 20g薄力粉 100% または市販粉片栗粉のデンプンが衣の骨格を強化し、軽さと持続力を両立割り液の温度氷水(4℃以下)150ml + 卵黄1個常温水(18〜22℃)水道水低温を維持することでグルテンの粘りを防ぎ、油中で一気に蒸発混ぜ方箸で突くように10〜15回程度ダマがなくなるまで攪拌粉のダマが残る状態で止めることが、重くならない必須条件打ち粉(下粉)薄力粉を茶こしで極薄く塗布そのまま衣液に浸す、または過剰水分を吸着し衣との密着度を向上。余分な粉は完全に叩き落とす

衣液を作る際は、ボウルに冷水を入れ、そこに卵黄を溶いてからふるった粉類を一気に加える。泡立て器でぐるぐるとかき混ぜる行為は厳禁だ。グルテンが過剰に形成され、天ぷらではなくフリッターやホットケーキのような分厚い仕上がりになってしまう。太めの菜箸で「突くように」粗く混ぜ、粉のダマが表面にぷかぷか浮いている程度で止めるのがプロの現場の鉄則である。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。