川島なお美さんの直接の死因は「肝内胆管がん(かんないたんかんがん)」です。肝臓の中に網の目のように走る胆管の上皮から発生する悪性腫瘍で、早期発見が極めて難しく、進行が非常に早い難治性がんの代表格として知られています。
病の発端は2013年8月に受けた人間ドックでした。肝臓に小さな影が見つかり、精密検査の末に腫瘍が確認されます。当初は経過観察を行っていましたが、2014年1月、名門病院である東京大学医学部附属病院にて、体にメスを入れる負担を最小限に抑えるため12時間におよぶ腹腔鏡手術を受け、腫瘍の切除に成功しました。この時点では転移は見られず、手術自体は成功と判断されていました。
しかし、胆管がんは極めて再発率が高い疾患です。手術からわずか数カ月後の2014年夏には肝臓への再発と転移が判明。ここから、女優としてのプライドを賭けた過酷な闘病生活が幕を開けました。