では、表舞台の批判合戦の裏側で一体何が起きているのか。秘密裏に進行しているのが、超党派の有志や実務スタッフによって組織された「野党共闘プロジェクト」の存在だ。ここでは、建前上の「共闘協定」ではなく、実質的な競合回避策が議論されている。
独自取材によって判明したその真相は衝撃的だ。一部の激戦区において、共産党が「自主的支援」の名目で公認候補の擁立を見送り、代わりに連合側も過剰な共産叩きを自制するという、暗黙の不可侵条約が結ばれつつある。ポスターの連名や演壇での共闘アピールといった目立つ形は一切取らない。だが、集票現場では徹底した役割分担が行われる。「見えない協力」こそが、現在の選挙協力の真実なのだ。