NPBスカウト陣が「大阪を見ずしてドラフト戦略は立てられない」と口を揃える通り、2026年シーズンも逸材が目白押しです。
大阪桐蔭の戦力布陣において特筆すべきは、140km/h台後半を投げる複数人の投手陣と、俊足巧打を兼ね備えたセンターラインの完成度です。投手の球数制限(1週間500球以内)が厳格に運用される現代高校野球において、エースに依存しない「複数投手による継投策」を高い完成度で実行できる点は他校にとって最大の脅威と言えます。打線も新基準バットへの順応を完了させ、強引な長打狙いから「逆方向への強いライナーと徹底した進塁打」へとスタイルチェンジを果たしています。
一方の履正社の注目選手は、高校通算本塁打数をハイペースで積み上げる大型スラッガーと、切れ味鋭い変化球で三振を量産するサウスポーエースです。実戦形式の打撃練習を極限まで重ねる履正社独自のメソッドにより、相手投手の決め球を仕留める選球眼と対応力は全国トップクラスを誇ります。
さらに注目すべきは、金光大阪や興國、大商大高といった実力校に眠る隠し玉の存在です。145km/hを超えるストレートを武器にする無名の本格派右腕や、50メートル5秒台の俊足でダイヤモンドを駆け抜ける外野手など、秋のドラフト会議で上位指名が期待される原石たちが虎視眈々とジャイアントキリングを狙っています。