今大会の最大の焦点は、過去十数年にわたり大阪の高校野球界を牽引してきた二大巨頭の覇権争いです。大阪桐蔭高校野球部は、全国から集った精鋭たちによる圧倒的な選手層と、140キロ台中盤〜後半を投げる複数投手を擁する盤石の投手陣が強み。一方の履正社高校野球部は、プロ注目打者を中心とした選球眼の高さと、相手の配球や守備位置の隙を徹底して突く状況判断能力で対抗します。
しかし、近年の高校野球大阪大会組み合わせを見る限り、二強の足元をすくう伏兵の存在感が増しています。特に注目すべきは、投手力と堅守を誇る金光大阪、機動力野球に磨きをかける近大付、そして強力打線を武器にする関大北陽や東海大大阪仰星です。
大手スポーツ紙の担当記者は、バックネット裏の取材で次のように語っています。
「低反発バットへの完全移行から時間が経過し、打撃力だけで圧倒することが極めて難しくなりました。どれだけ強力な打線を誇る名門校であっても、140キロ前後の好投手を擁する中堅校を相手にすると、試合終盤まで1点を争う緊迫した展開を強いられます。高校野球大阪大会速報を追うファンにとっても、1回戦からコールド勝ちが減少し、終盤のワンチャンスで試合がひっくり返る波乱の展開が増えているのが肌感覚として分かるはずです」
スカウト陣の熱視線を集める高校野球大阪大会注目選手の動向も見逃せません。高校通算本塁打数を伸ばす大型スラッガーだけでなく、投打二刀流をこなす万能型プレイヤーや、50メートル走5秒台の俊足で守備陣をかき乱すリードオフマンなど、多彩な才能がグラウンドで火花を散らしています。