インターネット上の掲示板やSNS検索で「函館国際ホテル 西館」と調べると、「古いのではないか」「設備が時代遅れでは」といった懸念の声を目にすることがあります。しかし、現地取材と実際の宿泊者データを検証すると、この噂にはいくつかの誤解が含まれていることが分かります。
確かに建築年自体は1995年であり、2018年に大規模な建て替え・リニューアルを施した本館や改装済みの東館に比べると、水回り(ユニットバスの仕様やタイルの質感)や建具のデザインにクラシックなホテル建築の面影が残っています。最新のデザインホテル特有のスタイリッシュさを期待しすぎると、ややレトロに映る場面もあるでしょう。
しかし、西館は定期的なメンテナンスと丁寧な清掃が徹底されており、清潔感の面で不満を抱く旅行者は極めて少数です。むしろ「天井が高く部屋が圧倒的に広い」「クラシカルなシティホテルの風格があって落ち着く」と評価するリピーターが多く存在します。さらに、西館の海側客室は函館港(ベイエリア)に面しており、窓の外に広がる船の汽笛や夜景の情緒は、他館のスタンダードフロアにはない独自の魅力を持っています。