一方で、強烈な固定力を持つがゆえに、技術者の腕と事前の意思疎通が仕上がりを大きく左右する。昭和のパンチパーマのようにチリチリに縮れてしまい後悔した、という悲劇を避けるためには、いくつかの鉄則が存在する。
まず、美容室ではなく「バーバー(理容室)」を選ぶこと。多角形アイロンのミリ単位の操作は、国家資格を持つ理容師の独壇場だ。店舗のInstagramやウェブサイトで、実際に施術されたフェードスタイルや濡れパンの実績写真を数多く公開しているスタイリストを指名するのが最も確実な自衛策になる。
カウンセリング時の伝え方にもコツがある。「自然に流したい」「ボリュームを抑えたい」「強めのリッジ感で無骨に見せたい」など、パーマの強さよりも「どう見せたいか」を具体的に伝えること。特に生え際の浮きやすさや、つむじの渦の強さを施術前にしっかり触ってもらい、アイロンのミリ数(4ミリ、6ミリ、8ミリなど)を髪質に合わせて選定してもらうことが失敗を防ぐ決定打となる。