動画共有サイトYouTubeを開けば、「100均グッズだけでトイレ修理」「数分で直す裏技」といったタイトルのコンテンツが数十万回再生されている。生活DIYのコンテンツとしては極めて魅力的なトピックだ。
だが、水道設備工事業を営む職人たちの表情は険しい。画面の向こうで素人が実践する「力任せのスッポン作業」を真似た結果、便器を固定するフランジボルトを破損させたり、封水トラップの奥へ異物を完全に押し込んでしまったりする二次被害が激増しているのだ。
映像ではカットされているが、実際には汚水が跳ねて壁紙が台無しになったり、異臭が染み付いて修繕費が数倍に膨れ上がったりする悲劇が現場では頻発している。画面上の成功例を鵜呑みにするのは危険極まりない。