二人の接点が生まれたのは、2013年に放送された大型時代劇ドラマ『女信長』の撮影現場だった。長澤まさみが演じたのは織田信長の妹・御市、そして伊勢谷友介が演じたのは羽柴秀吉。作品の重厚な世界観のなかで、役者として互いの表現力に強烈なリスペクトを抱いたことが交際の引き金となった。
現場スタッフの証言によれば、当時から伊勢谷の持つ独特のカリスマ性と知的な語り口は共演者を惹きつけてやまなかったという。一方の長澤も、子役時代からの清純派イメージを脱ぎ捨て、より陰影のある大人の表現者へと脱皮を図っていた重要な変革期だった。互いのクリエイティビティに惹かれ合うのは、表現者としてごく自然な流れだったと言える。