実際に住み続けている家族のリアルな暮らしは、完全な諦めでもなければ、テレビ的な演出通りの快適さでもなかった。住人は放送後の数年間、剥き落とされる土の粉塵や冬場の猛烈な底冷えに頭を悩ませていたという。
ここで明かされるのが、住民の手によって進められた衝撃の改造秘話だ。引き渡し時のコンセプトに固執するのではなく、生活を守るために思い切った内装のリフォームや補強工事が順次行われた。露出していた土壁の一部には透明なアクリルパネルやガラスカバーが設置され、湿気対策用の強力な除湿設備や大型エアコンを追加導入。土の質感を一部残しつつも、現代的な住環境へとアジャストさせたのだ。