木曽川水系で開催される花火大会は犬山・各務原の日本ライン夏まつりだけではありません。流域には歴史ある名物花火が点在しており、それぞれの開催状況を把握しておくことが大切です。
かつて一宮市と羽島市が合同で開催し、東海屈指の20号玉(2尺玉)で知られた濃尾大花火の開催状況については、警備コストの高騰や安全対策の課題などから発展的解消・休止の経緯をたどっています。現在は地域ごとの分散型イベントや新たな形での観光振興策へとシフトしています。
一方、木曽川の伝統行事として親しまれる笠松川まつり花火大会(岐阜県笠松町)は、灯籠流しの幻想的な灯火とともに打ち上がる情緒豊かな花火大会として根強い人気を誇ります。大規模なエンタメ花火である日本ライン夏まつりと、川供養の歴史を色濃く残す笠松川まつり。木曽川が育んできた異なる趣の花火文化を比較して楽しむのも一興です。