橋本聖子氏の家庭を語るうえで欠かせないのが、ステップファミリーとしての歩みだ。1998年、彼女は元警察官でSPを務めていた石崎勝彦氏と結婚した。当時、石崎氏には前妻と死別したことで遺された3人の子どもがいた。結婚と同時に、彼女は一気に3人の子の母となった。
現役アスリートから政治家へと転身した多忙を極める時期に、突然始まった3人の子育て。世間からは驚きの声も上がったが、彼女自身に迷いはなかったという。「目の前にいる子どもたちを全力で守り、育てる」。その覚悟は揺るがなかった。その後、前述の3人の実子を出産し、一家は8人の大家族となった。
血のつながりがあるかどうかなど関係なく、6人全員に等しく注がれた愛情。食卓には毎食、巨大な鍋や大量のおかずが並び、部活動の送迎や学校行事にも分刻みのスケジュールを縫って駆けつけた。彼女のタフネスは、家庭という最も身近な現場で発揮されていた。