乳幼児期における「手で触れる」「目で追う」といった原体験は、脳のシナプス形成において極めて重要な役割を果たします。イタリアの医学博士マリア・モンテッソーリが提唱したモンテッソーリ感覚教育の現場でも、五感の洗練を通じた自己教育力の獲得が重視されてきました。
センサリーバッグ(Sensory Bag)は、まさにその感覚教育を家庭で手軽に実践できるツールです。透明なジッパー袋越しにプニプニとした弾力を味わったり、指先で中のスパンコールを動かしたりする行為は、手指の巧緻性(こうちせい)や協調運動の発達を促します。また、保育士の現場レポートによると、ぐずりやすい時間帯にセンサリーバッグを手渡すことで、心地よい感触に夢中になり、情緒が安定する「カームダウン(沈静化)」の効果も確認されています。