実際に中国現地を訪れた旅行者や、日本国内で硬貨の処分・売却を試みた人々の実体験からは、机上の情報とは異なる現実が見えてきます。
中国現地を訪れた日本人出張者の証言によると、「上海のコンビニで小銭を出そうとしたところ、レジの若い店員がお釣り用の小銭を持ち合わせておらず、困惑された」「地下鉄の券売機以外で硬貨を触る機会が全くなかった」といった声が目立ちます。都市部での硬貨流通は急速に形骸化しており、観光客にとってもスマホ決済の登録が前提となりつつあります。
一方、日本の買取専門店に中国古銭を持ち込んだ利用者の間では、明暗がはっきりと分かれています。SNSやコミュニティの投稿では、「祖父の集めていた古い中国銀貨を査定に出したら、1枚で20万円を超えて驚いた」という歓喜の声がある反面、「お土産用の精巧なレプリカ(偽物)だと判明し、値段がつかなかった」という落胆の報告も少なくありません。