近年、全世界的なムーブメントとなった80年代日本のシティ・ポップ再評価。その象徴的楽曲となったのが、1984年発表の「Plastic Love(プラスティック・ラブ)」だ。YouTubeをはじめとするデジタルプラットフォームを通じて数億回規模で再生され、欧米のクラブカルチャーやZ世代のリスナー層にまで浸透した。
この曲のグルーヴを生み出したのは、山下達郎の幾重にも重ねられたカッティングギターと計算し尽くされたドラムトラックである。竹内が紡ぐ都会的でどこか寂しげなメロディラインと、山下の完璧主義的なサウンド構築が見事な化学反応を起こした結果であり、まさに二人だからこそ到達し得た音の頂点といえる。