第13話の最大の中核は、かつて敵対していた超法規的諜報組織「別班」と、テロ組織から孤児救済団体へと変貌を遂げたはずの「テント」が結んだ密約だ。乃木は父・ベキの意志を継ぐ形で、バルカ国内の政情不安を抑え込むための極秘作戦を決行。だが、この共闘は決して一枚岩ではない。
劇中、ミリタリーバランスが崩壊しかけたバルカ国境付近の緊迫感は本物の戦場さながらだった。別班の司令・櫻井が放った「毒をもって毒を制す」という言葉。それは、国際社会の表舞台には決して出せない最悪の暗闘が始まったことを告げている。善と悪の境界線は完全に消え去った。