一般的に知られる伝統的な柴犬は、古くから日本の風土とともに生きてきた歴史を持ち、国の天然記念物にも指定されている。その一方で、「豆柴」という名称は独立した犬種名ではなく、小型の柴犬を交配・固定化しようと作られた通称として扱われてきた経緯がある。
血統書を発行する主要団体である日本犬保存会においては、現在も豆柴を独立した犬種としては認めておらず、標準的な柴犬のサイズ規格を維持・保護する姿勢をとっている。一方で、ジャパンケネルクラブ(JKC)をはじめとする一部の血統書発行機関や関連団体では、一定の固定化血統と基準を満たした個体に対する公認や血統証明の整備が進められてきた。
体格の違いは明白だ。成犬時の体重で比較すると、標準的な柴犬が9kg〜11kg前後まで成長するのに対し、豆柴は4kg〜6kg程度に収まるのが一般的である。体高も一回り小さく、日本の狭小住宅やマンション等の集合住宅でも飼育しやすい点が大ヒットの要因となった。