インターネット上のコミュニティやSNSを検証すると、キックザカンクルーに対する評価には興味深い変遷が見られます。
ブレイク当時の2000年代初頭、アンダーグラウンドのコアなヘッズからは「セルアウト(大衆への迎合)」と批判されることも少なくありませんでした。しかし、時を経た現在の評価は完全に一変しています。5chやX(旧Twitter)、知恵袋などの声を見ても、「キックがJ-POPのど真ん中で韻を踏む楽しさを広げてくれたからこそ、今のラップブームがある」「生演奏でも一切ブレない3人のマイクリレーは職人芸」といったリスペクトに満ちた声が圧倒的多数を占めています。
商業的な大成功を収めながらも、ヒップホップの根幹である「韻」「フロウ」「セルフプロデュース」の美学を一切妥協しなかった姿勢が、2020年代以降の再評価へと繋がっています。