編集部が万博関連イベントやオフィシャルストアの現場を取材すると、当初予想されていた客層とは異なる興味深い実態が浮き彫りになりました。
一般的なマスコットキャラクターのファン層はファミリー層や低年齢層が中心になりがちですが、ミャクミャクの熱心な購買層を形成しているのは20代〜40代のクリエイター層、Z世代の若者、そして海外からのインバウンド客です。バッグに公式アクリルキーホルダーを付け、デスクに限定ソフビを飾る大人が続出しました。
現場でファンの声を聞くと、「最初はギョッとしたけれど、どこか哀愁のある瞳と、何者にも媚びていないデザインに救われる」「完璧すぎない歪(いびつ)さが現代の感覚にフィットする」という証言が多く聞かれました。無菌状態で整えられた「万人受けするゆるキャラ」に飽き足らなくなった現代人が、ミャクミャクの持つ強烈な個性とアヴァンギャルドな美意識に共鳴していることが分かります。
【プロの結論】愛され続ける異形キャラクターの判断基準
ミャクミャクという存在を深く楽しみ、そのカルチャーに触れる上で、どのような視点を持つべきか。向き不向きの判断基準を提示します。
▼ ミャクミャクの魅力に深くハマる人の特徴:
- シュルレアリスムや前衛芸術、現代アートの文脈に関心がある人
- ウルトラ怪獣や妖怪など、少し毒気のあるクリーチャーカルチャーが好きな人
- SNSでの二次創作やファンダムの熱量を一緒に楽しみたい人
- 定番の枠にはまらない、尖ったストーリー性を持つグッズをコレクションしたい人
▼ 慎重に向き合うべき人の特徴:
- 王道のサンリオ系・ディズニー系のような、左右対称で整った「古典的カワイイ」のみを求める人
- 集合体恐怖症(トライポフォビア)など、複数の円形や目玉モチーフに対して強い視覚的抵抗がある人