三日月以外も言える?意外と知らない月の形の名前と満ち欠けの順番を徹底解説

三日月以外も言える?意外と知らない月の形の名前と満ち欠けの順番を徹底解説

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時間帯や季節、情景と結びついた「月の異名」もまた、日本語の持つ奥深い表現力の賜物です。

代表的なものが百人一首や古典文学でも頻出する「有明の月(ありあけのつき)」です。夜が明けて空が明るくなっても、なお西の空白く残っている月のことを指します。主に満月を過ぎて下弦に近づいた月齢16〜26頃の月がこれに当たります。恋人との名残惜しい朝の別れを象徴する情景として、多くの和歌に詠まれてきました。

これと対になるのが「宵月(よいづき)」です。日没後の薄明るい夕暮れ時(宵の口)に、西の空に早くから現れる三日月前後の月を指します。あっという間に山の端へ隠れてしまう儚さが好まれました。

また、月の形そのものに着目した異名も豊富です。 三日月のように細い月を「繊月(せんげつ)」や「初日月(はつかづき)」と呼び、半月を「弓張月(ゆみはりづき)」「破船(はせん)」と表現することもあります。さらに、新月の直前、明け方の東の空に極限まで細くなって現れる月齢27〜29頃の月は「三十日月(みそかづき / 晦日・つごもり)」と呼ばれます。「つごもり」は「月隠(つきごもり)」が転じた言葉で、月が太陽の光の中に隠れて見えなくなる瞬間を捉えた美しい表現です。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。