千疋屋という看板を掲げる3社は、ルーツを同じくしながらもそれぞれ独自の経営を行っています。フルーツバイキングを目的とする場合、この違いを把握しておくと選びやすくなります。
日本橋千疋屋総本店(創業1834年)の代名詞といえば、かつて日本橋本店で開催されていた「世界のフルーツ食べ放題」です。世界中から選び抜かれた高級フルーツに加え、名物のマンゴーカレーやサンドイッチなどの軽食が並ぶ伝説的なプランでした。現在もその精神を受け継ぎ、季節ごとの特別ディナービュッフェなどの形で限定開催されることがあります。
京橋千疋屋(創業1881年)は、フルーツバイキングを最も身近に体験させてくれる存在です。毎月特定の曜日や季節ごとにテーマ(苺、桃、シャインマスカットなど)を設けたバイキングを実施しており、ファンの間では定番の予約スポットとなっています。
銀座千疋屋(創業1894年)は、フルーツパーラーの草分けとして銀座の街で高級感を守り続けています。不特定多数向けの食べ放題は基本的に行わず、フルーツサンドやパフェなど、職人の技が光る一品料理のクオリティで勝負するスタンスを貫いています。