国内の宝飾店スタッフや実際にラボグロウンダイヤモンドのブライダルリングを購入したユーザーへの独自ヒアリングからは、賛否両極の生々しい実態が浮かび上がります。
都内のIT企業に勤務する30代男性は次のように語ります。
「妻と一緒に来店し、天然の0.3カラットとラボグロウンの1.0カラットを見比べました。同じ30万円台の予算で、妻自身が『日常で身につけてテンションが上がるのは圧倒的に大粒の方』と希望したため、納得して購入しました。3年経った今も大満足しています」
一方で、大手百貨店の宝飾外商担当者は現場のシビアな現状を指摘します。
「サプライズプロポーズで独断購入された男性が、後日パートナーから『どうしても天然に変えてほしい』と相談され、買い直しに来店されるケースが年に数件あります。ダイヤモンドに求める価値が『視覚的な輝き』なのか『天然の希少性というロマン』なのかは、個人のアイデンティティに深く結びついています」