しらび平駅は、標高1,662mに位置する「空中の乗換ハブ」です。ここから千畳敷駅までの標高差は実に日本記録となる950m。ゴンドラは定員60名ほどで、基本ダイヤは30分間隔、混雑ピーク時には9分〜10分間隔でピストン運行が行われます。しかし、行楽シーズンにはこの輸送力を上回る観光客が押し寄せます。
特に7月中旬〜8月中旬の高山植物シーズン、および9月下旬〜10月上旬の紅葉シーズンは、午前中のしらび平駅で「1時間〜2時間待ち」のロープウェイ待機列が発生します。このボトルネックを突破する鍵は、「中央アルプス観光」が提供する公式ライブカメラと運行情報のリアルタイム監視です。
現在、公式WEBサイトでは「しらび平駅の待合状況」や「千畳敷カールの視界・天候」がライブカメラ映像として24時間発信されています。山岳気象は平地と大きく異なり、麓の駒ヶ根市街地が曇天であっても、標高2,600mの千畳敷では見事な雲海と青空が広がっているケースが珍しくありません。逆に市街地が晴れていても、稜線上が風速25m/sを超える強風に見舞われれば、安全確保のためロープウェイは終日運休となります。
現地を訪れる際は、当日朝の菅の台バスセンター到着時点で「本日のしらび平駅 運行状況」をチェックし、風速や運行休止リスクがないかを確認する習慣を徹底してください。また、混雑日はしらび平駅到着時に「整理券」が配布される運用形態が取られるため、手に入れた整理券番号の呼び出し目安時間を正確に把握することが肝要です。