ネット上の育児ブログやSNSコミュニティを調査すると、出産直後の多幸感に満ちた投稿から数年を経て、凄惨ともいえる日常の吐露へと変化するケースが散見されます。高齢出産の後悔とブログ体験談で最も読者の共感と悲鳴を集めているのは、「日々の育児動作に対する体力の枯渇」です。
ある大手ブログプラットフォームで42歳で初産を経験した女性の手記には、次のような生々しい記録が残されています。
「生後半年までは気力で乗り切れた。しかし1歳を過ぎて歩き始め、公園を縦横無尽に走り回る我が子を前に、膝と腰が悲鳴を上げた。保育園の運動会では、周りの20代・30代のお母さんたちが笑顔で疾走するなか、私だけが転倒して肉離れを起こした。我が子に申し訳なくてトイレで一人泣いた」(40代育児ブロガーの手記より)
また、高齢出産に対するネットの反応と本音を追跡すると、コミュニティ内での「孤立感」も大きな影を落としています。保護者会で他の母親から「おばあちゃんですか?」と悪気なく誤認されたショックや、ジェネレーションギャップから日常会話に入り込めない疎外感など、メンタルを削られる局面が頻発します。
親族のサポート環境も決定的に異なります。20代の出産であれば50代の祖父母が手厚い育児支援を提供できますが、40代での出産では祖父母は70代〜80代に達しています。支援を期待するどころか、育児と親の介護が同時に押し寄せる「ダブルケア」に突入し、睡眠不足のまま要介護認定の書類と格闘する過酷な日常に追い込まれる家庭は少なくありません。