犬が肉球や足の甲を頻繁に舐めるとき、真っ先に疑うべき病気が指間皮膚炎(指間炎)です。指と指の間の皮膚は汗や唾液で湿気がこもりやすく、細菌やマラセチア(酵母菌の一種)が異常増殖しやすい環境が揃っています。
犬の指間炎における代表的な初期症状は以下の通りです。
- 指の間の皮膚が赤く腫れ上がり、熱感がある
- 被毛が唾液の成分(ポルフィリン)によって赤茶色に変色している
- 独特の発酵臭や生臭いにおいが足先から漂う
- 患部から黄色い浸出液や出血が見られる
また、犬のアレルギー性皮膚炎の兆候として足舐めが現れることも非常に多いパターンです。食物アレルギーやハウスダスト、花粉などが引き金となり、四肢の先端や耳、目の周りなどに強いかゆみが生じます。
犬の指間皮膚炎の治し方としては、動物病院での投薬治療(抗生剤、抗真菌薬、かゆみ止め)が基本です。散歩後は濡れタオルで優しく汚れを拭き取り、しっかり乾燥させることが再発防止の鉄則です。市販の消毒薬などを自己判断で使用すると、皮膚のバリア機能を壊して悪化させる恐れがあるため避けてください。