日焼け止めと化粧下地の順番はどっち?崩れない重ね方とUv真相

日焼け止めと化粧下地の順番はどっち?崩れない重ね方とUv真相

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朝のメイク時に多くの人を絶望させる現象が、肌を擦った際に消しゴムのカスのようなものが発生する「モロモロ問題」だ。美容系掲示板やSNS上でも「日焼け止めを塗ったあとに下地を重ねると必ずモロモロが出てメイクをやり直す羽目になる」という悲鳴が後を絶たない。

取材に応じた化粧品処方開発者の証言によると、日焼け止めでモロモロが出る理由は、主に高分子増粘剤(カルボマーやキサンタンガムなどの水溶性ポリマー)と、化粧下地やファンデーションに含まれるシリコーンオイル(ジメチコンやシクロペンタシロキサン)との物理化学的な反発にある。水溶性ポリマーが肌表面で完全に乾いてフィルムを形成する前に、上から油性シリコーンを擦りつけることで、膜が摩擦によって凝集し、カスとなって剥がれ落ちてしまうのだ。

このトラブルを現場目線で解消するベースメイクが崩れない塗り方の極意は、以下の3つのステップに集約される。

第一に、スキンケア後の「待ち時間」の確保だ。化粧水や乳液を塗った直後、手のひらが肌に吸い付くペタペタした状態で日焼け止めを塗布するのは厳禁である。スキンケアの水分・油分が角層に浸透するまで約2〜3分待つか、清潔なティッシュで顔全体を優しく包み込み、表面に残った過剰な油分を軽く吸着させる。

第二に、「塗り広げ方」の修正だ。日焼け止めや化粧下地を塗る際、スキンケアのように手のひらで往復して擦り合わせてはならない。顔の5点(両頬、額、鼻、あご)に置き、指の腹を使って内側から外側へ向けて一方向に優しく滑らせるように伸ばす。最後にスポンジで軽く垂直にタッピングし、密着性を高めるのがプロの現場のスタンダードだ。

第三に、メイク崩れ防止の2026年最新テクニックとして定着した「薄膜ミルフィーユ化」である。崩れを防ごうとして下地を厚塗りすると、皮膜の柔軟性が失われ、表情の動きに耐えきれずに割れてしまう。日焼け止めも下地も「極薄の膜を1枚ずつ均一に重ねる」という感覚を持つだけで、モロモロの発生リスクはほぼゼロへと抑え込める。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。