ネット上のノウハウ記事や質問掲示板には、寸法計測に関して誤解を招きやすい情報が散見されます。トラブルを未然に防ぐため、代表的な3つの盲点を正しく把握しておきましょう。
盲点1:封筒の「フタ(ベロ)」は長辺に含まれるのか?
書類や商品を封筒に入れて発送する際、「フタ(フラップ)を開いた状態の長さが長辺なのか」と悩む人がいます。日本郵便および各宅配サービスの公式基準は一貫しており、「完全に封を閉じ、発送できる状態の外寸」で測定します。フタを折り込んでテープ等で閉じた状態の寸法が、その荷物の正式な長辺となります。
盲点2:「長辺さえ規定内なら、どんな形状でも送れる」という誤認
多くの薄型配送サービス(ゆうパケットやネコポスなど)には、長辺の最大値だけでなく「3辺合計の上限」や「厚さの制限」がセットで課されています。 たとえば、ゆうパケットの長辺規定は「34cm以内」ですが、同時に「3辺合計60cm以内」という制約があります。長辺を上限いっぱいの34cmにした場合、短辺と厚さの合計は残り「26cm以内」に抑えなければなりません。長辺単体のクリアに気を取られ、3辺のバランスを崩して規格外になるケースは後を絶ちません。
盲点3:円筒形・ポスター用ケースの長辺の測り方
カレンダーやポスターを丸めて送る筒状の荷物では、「どれが長辺なのか」という疑問が湧きます。郵便規定等において、円筒形やこれに類する形状の荷物は「長さが長辺」となり、円形の「直径」または「円周」が短辺・厚さの判定に用いられます。円筒形の場合、長さ+直径×2が所定の制限内に収まる必要があるなど、直方体とは異なる計算式が適用される場合があるため、事前確認が欠かせません。