Q1:仕事中に急に涙が出て止まらなくなったら、その場でどう対処すべきですか?
A1:無理に涙を止めようとするとパニックや過呼吸を誘発する恐れがあります。まずは「お手洗いに行ってきます」「少し席を外します」と短く告げ、速やかに静かな個室や洗面所に移動してください。冷たい水で顔や手を洗うと、迷走神経が刺激されて過剰な興奮状態を鎮める効果があります。その日の午後は無理をせず、早退や休暇を申し出るのが賢明な判断です。
Q2:心療内科の初診ではどのようなことを聞かれますか?泣いてうまく話せないのが心配です。
A2:診察室で涙が止まらなくなっても、精神科医や心療内科医はそうした患者を日常的に診察しているため、全く心配いりません。言葉に詰まっても医師が優しくリードしてくれます。うまく話す自信がない場合は、「いつから涙が出るか」「睡眠や食欲の状態」「職場のストレス環境」などを箇条書きにしたメモを持参し、医師に手渡すだけでも十分に的確な診断を受けることができます。
Q3:涙が出る以外に目立った気分の落ち込みがなくても、うつ病の可能性はありますか?
A3:十分に可能性があります。「微笑みのうつ病(Smiling Depression)」や「仮面うつ病」と呼ばれる状態では、本人が無意識に明るく振る舞おうとするため、自覚的な気分の落ち込みを感じにくいことがあります。しかし、無自覚であっても脳の疲弊は進行しており、それが「理由のない涙」や「原因不明の頭痛・胃痛」「激しい倦怠感」といった身体症状として表面化します。