ナス科クコ属の落葉低木に実るクコの実は、東洋医学において何千年も前から珍重されてきた歴史を持ちます。現代の食品分析技術が進歩したことで、その微小な粒の中に凝縮された驚愕の栄養密度が次々と明らかになってきました。
食と健康の専門メディア『かわしま屋』の成分分析データによると、クコの実には実に40種類以上もの有効成分が含まれています。ビタミンA、B群(B1、B2、ニコチン酸)、ビタミンCといった美容ビタミンはもちろんのこと、現代人に不足しがちなカルシウム、リン、鉄分などの微量ミネラルをバランス良く内包しています。
なかでも注目すべきは、赤橙色の色素を形成するカロテノイドの一種「ゼアキサンチン」と、アミノ酸誘導体である「ベタイン」の存在です。ゼアキサンチンは網膜の中心部である黄斑部を守る強力な抗酸化物質であり、ベタインは肝臓への脂肪蓄積を抑えて解毒機能を支える要となります。単なるビタミン補給にとどまらず、細胞レベルで身体のサビつきを食い止める設計が、この一粒に凝縮されています。