産婦人科クリニックやヘルスケア関連企業の調査データによると、女性の約8割が生理前に何らかの体重増加やむくみを自覚している。では、具体的に何キロの増加が許容範囲であり、いつ元の数値へと戻るのだろうか。
一般的な目安として、生理前の増量は1〜2キロ程度が正常な生理的反応の範囲内とされる。ただし、元々むくみやすい体質や毛細血管の透過性が高い人の場合、生理前に体重が2キロ〜3キロ跳ね上がるケースも珍しくない。重要なのは、この数値を「脂肪がついた」と誤認しないことだ。脂肪を1キロ増やすには約7,200kcalの過剰摂取が必要であり、数日の間に2〜3キロの純粋な脂肪が蓄積することは物理的にあり得ない。
気になる「いつ戻るのか」という疑問について、月経周期に伴う身体変化と水分の推移を下表にまとめた。
医療機関の指導資料でも示されている通り、プロゲステロンの血中濃度は生理の開始とともに急落する。その後、不要になった水分が尿や汗として体外へ排出されるため、生理が始まってから3〜7日目にかけて体重は自然と下降線をたどる。焦らずとも、体が勝手に調整を行ってくれるサイクルが備わっている。