物語の根底にあるのは、世界を支配する絶対的な力を持つ「一つの指輪」を巡る争奪戦です。ロード・オブ・ザ・リング 登場人物 一覧を俯瞰すると、大きく分けて「指輪の破壊を目指す自由の民」と「指輪を回収して支配を目論む闇の勢力」、そしてその狭間で翻弄される「指輪の虜囚たち」という3つのレイヤーで構成されています。
自由の民の中心となるのは、裂け谷(リベンデル)の会議で結成された「指輪の仲間」です。ここにはホビット族、人間、エルフ、ドワーフ、魔法使い(イスタリ)の代表が集まり、種族間の歴史的確執を乗り越えて団結しました。しかし、その足元は決して盤石ではありません。人間の王国であるゴンドールの執政デネソールは自国の防衛と権力維持に固執し、エルフとドワーフの間には過去の戦争に起因する深い不信感が横たわっていたからです。
一方、闇の陣営の頂点に君臨するのが冥王サウロンです。サウロンはモルドールから直接軍勢を指揮するだけでなく、かつて白の会議の議長を務めていた賢者サルマンを精神的に懐柔しました。力の指輪 相関図を遡ると、サウロンは第二紀にエルフの鍛冶師たちを騙して指輪を造らせた「欺瞞の達人」であり、その狡猾な罠は第三紀の賢者たちをも分断していきます。サルマンの変節によって、自由の民は背後から強襲される危機に直面し、中つ国の勢力均衡は一気に崩壊へと向かいました。