還元率の引き下げと並び、ユーザーに大きな不信感を植え付けたのがPayPay他社クレカ利用制限の真相です。PayPayは2023年5月、グループ外のクレジットカード(他社VisaやMastercardなど)をPayPayアプリに紐付けて決済する機能を停止し、グループ会社の「PayPayカード」限定にする方針を発表しました。この発表直後、SNS上では「強引な囲い込みだ」「顧客不在の改悪」といった激しい批判が殺到し、公式X(旧Twitter)のリプライ欄が炎上する事態へと発展しました。
ネット上での激しい反発や公正取引委員会による独占禁止法上の懸念指摘を受け、運営側は施行スケジュールを延期する措置を取りました。しかし、「自社グループ以外のカードを排除する」という基本方針そのものは維持されており、自社経済圏への誘導を最優先する姿勢に多くの既存ユーザーが警戒感を抱く結果となりました。
普段メインで利用している高還元率の他社クレジットカード(楽天カード、三井住友カードなど)をPayPay経由で使っていた層にとって、この改定方針は致命的な不便を意味します。クレジットカードを無理に増やしたくない層や、メインカードに利用実績を集約したいポイ活層が「これ以上付き合いきれない」と判断し、他社決済への乗り換えを急ぐ決定打となりました。