GAOを語る上で欠かせないのが、デビュー初期に日本中を巻き込んだ「性別の謎」です。黒のジャケットに身を包み、短髪のショートヘア、そして男性と聞き紛うほどの太くスモーキーな低音ボイス。名曲『サヨナラ』が1992年に大ヒットした当時、「歌っているのは男性なのか、女性なのか」と列島が騒然となりました。
GAOの戸籍上の性別は女性です。1992年末の『第43回NHK紅白歌合戦』に初出場した際、「紅組」の歌手として堂々たるステージを披露したことで、公に女性であることが広く認知されました。
謎に包まれていた基本プロフィールについても、活動を重ねるにつれて徐々に明らかになっています。
出身地は山口県。本名については諸説報じられてきましたが、公式には「GAO」というアーティストネームそのものがアイデンティティとなっており、公の場では本名を前面に出していません。年齢についても非公表のスタンスを貫いていますが、1960年代中盤の生まれと見られ、凛とした佇まいは年齢という概念を超越した美しさを放っています。