加熱直後はパンパンに張っていた粒が、時間が経つと水分が抜けてシワシワになってしまった経験を持つ人は少なくありません。この現象は、加熱によって膨張した内部の水分と水蒸気が空気中へ急激に蒸発し、粒表面の細胞膜が収縮することで引き起こされます。
シワシワを防ぐための最大のポイントは、「加熱直後の塩水処理」と「余熱による蒸らし密閉」の組み合わせです。
塩を振るタイミングを「加熱前」にしてしまうと、塩分の浸透圧によって加熱中に粒内部の水分が外へ引き出され、かえってパサつきやシワの原因になります。最も効果的な手順は以下の通りです。
まず、ボウルに水200mlと食塩小さじ1強(約6g、海水とほぼ同じ約3%の濃度)を溶かした塩水を用意します。電子レンジから取り出した直後の熱々なとうもろこしを、この塩水にサッと10〜15秒ほど浸すか、刷毛で全体にまんべんなく塗布します。その後、すぐに新しいラップで隙間なく包み直し、常温で5〜10分ほど放置して粗熱を取ります。
この工程を踏むことで、塩分の浸透圧差が最小限に抑えられ、粒の表面に塩分と水分の保護膜が形成されます。結果として冷めても水分が抜けず、半日以上経っても弾力のあるプチッとした食感をキープできます。