二人の関係性を語る上で欠かせないのが、佐藤二朗と嫁の出会いの経緯と馴れ初めです。今でこそ主演級俳優として確固たる地位を築いた佐藤二朗氏ですが、その半生は決して順風満帆ではありませんでした。
大学卒業後に一度は一般企業へ就職したものの、わずか数日で退職。その後、演劇の世界に飛び込んだものの長らく芽が出ず、アルバイトで食いつなぐ極貧生活を経験しています。そんな過酷な20代半ばの時期に出会ったのが現在の妻でした。劇団関係の集まりや知人を介して出会った二人は意気投合し、交際へと発展します。
佐藤二朗氏が30代前半になっても俳優として一本立ちできず、精神的に不安定だった時期も、妻は決して彼を見放しませんでした。過剰なプレッシャーを与えることなく、淡々と働きながら彼を見守り続けたと言います。そして、約8年におよぶ長い交際期間を経て、佐藤二朗氏が舞台やドラマの端役で少しずつ認知され始めた2003年に晴れて入籍を果たしました。売れない時代を共有したからこそ、二人の間には他人が容易に踏み込めない強固な絆が築かれています。