保育関連コミュニティや現役保育士の連絡手記を丹念に調査すると、2月の保育現場は外部から見える以上に過酷な綱渡りを強いられている実情が浮き彫りになります。
「2月に入ると園長や主任から『そろそろ1歳児クラスに向けて午前寝をなくして』『スプーン食べを完了させて』と急かされる。しかし、まだ生後10か月の乳児は体力が持たず、夕方にギャン泣きして給食も食べられなくなる」(都内認可園・勤務歴5年目の手記)
SNSや相談掲示板でも、保護者からの焦燥感が保育士にプレッシャーとしてのしかかるケースが多発しています。「同じクラスの〇〇ちゃんはもう歩いて自分で食べているのに、うちの子はまだハイハイ。4月からの進級についていけるのでしょうか」という保護者の相談に対し、保育士自身が月案の文面上でどう道筋を示すべきか苦悶している姿が散見されます。
現場のリアルな告白が示しているのは、「大人のタイムスケジュールに子どもを当てはめようとする摩擦」です。2月の月案は、現場を縛る締め付けツールではなく、保育士自身が「今はこの子のペースを守る時期だ」と周囲や保護者を説得するための根拠となる書類でなければなりません。