「ありがとうございます」の落とし穴!マナー違反を防ぐ言い換えと新常識

「ありがとうございます」の落とし穴!マナー違反を防ぐ言い換えと新常識

「ありがとうございます」の落とし穴!マナー違反を防ぐ言い換えと新常識にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

メール作成時に良かれと思って変換候補から選んでしまいがちな「有難う御座います」という全漢字表記。文字としての重厚感があるため「より丁寧な表現だ」と誤解している人が少なくありません。しかし、ビジネス文書や公的ルールの観点から見ると、これは悪手となる可能性が高い書き方です。

文化庁が示す『公用文作成の要領』や用字用語の手引きにおいて、「ありがとう」は感動詞・副詞的な用法として、「ございます」は補助動詞として扱われるため、原則として「ひらがな表記」が正しい公用基準と定められています。補助動詞を「御座います」と漢字で表記すると、文章全体が黒く詰まった視覚的圧迫感を与え、相手に対して権威的あるいは過剰に堅苦しい威圧感をもたらしてしまいます。

知恵袋やSNSなどのビジネスコミュニティでも、「有難う御座いますと漢字で送られてくると、自動変換をそのまま放置しているようでスマートに見えない」「古めかしい形式主義を感じて身構えてしまう」といったリアルな声が多数派を占めています。毛筆で認める格式高い招待状や極めて伝統的な儀礼文書を除き、日常のビジネスメールでは「ありがとうございます」と柔らかくひらがなで表記するのが最も洗練されたマナーです。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。