ファンの間で今も語り継がれるトピックの一つが、2019年7月におけるCandy Boyからの卒業・脱退です。グループが順調に動員を伸ばしていた時期の発表だったため、当時は様々な憶測がネット上を飛び交いました。
しかし、当時の公式声明および前田大翔本人がファンに向けて伝えた言葉を丹念に精査すると、そこにはトラブルや不仲といったネガティブな要素は一切見当たりません。関係者の証言や本人の発言から浮かび上がる真相は、「20代半ばという人生の節目において、歌と演技の幅をさらに広げるための挑戦」でした。
Candy Boyは「カフェ空間で繰り広げられる上品なストーリー仕立ての公演」という明確なコンセプトを持つグループです。その完成された世界観の中で4年以上にわたり全力を注いできたからこそ、彼はより広いエンターテインメントの世界――外部のミュージカル、ストレートプレイ、あるいは異なるジャンルの音楽シーンで己の技量を試したいという強い欲求を抱くようになったと分析できます。
グループを円満に卒業した彼は、一度自らの足元を見つめ直し、さらなる高みを目指す準備期間に入りました。この決断が、のちのオーディション番組への挑戦という大きなドラマへと繋がっていくことになります。