物語の主人公は、町のガソリンスタンドで働く無気力な青年・雅樹(柳憂怜)。彼は地域の草野球チーム「イーグルス」に所属していますが、試合では常に三振かベンチを温めるだけの存在です。
ある日、スタンドの洗車機トラブルを口実に、暴力団「大友組」の組員に因縁をつけられた雅樹は、思わず殴りかかってしまいます。事態の収拾を図ろうとした元ヤクザのチーム監督・井口(ガダルカナル・タカ)が組に乗り込むものの、凄惨な返り討ちに遭い重傷を負います。
ヤクザへの復讐と自衛のため、雅樹はチームメイトの和男とともに、拳銃を手に入れようと沖縄へと旅立ちます。そこで出会ったのが、組の金を使い込んで破門寸前に追い込まれていた狂気のヤクザ・上原(ビートたけし)と舎弟の玉井(渡嘉敷勝男)でした。
上原は雅樹たちに拳銃を調達してやる一方で、米軍の拳銃強奪や、敵対する組長への無軌道な襲撃を敢行。白昼堂々の射殺劇やレイプなど、沖縄の青い空と海の下で凶行を重ねていきます。やがて上原は壮絶な銃撃戦の末に蜂の巣にされて命を落とします。
からくも拳銃を手に入れて東京へ戻った雅樹でしたが、いざ大友組の組長を狙うも発砲すらできず、計画は無惨に失敗。追い詰められた雅樹は、好意を寄せていたサヤカ(石田ゆり子)を助手席に乗せ、巨大なガソリンタンクローリーを運転して大友組の事務所へと突入。ビルごと大爆発を起こすという破滅的な結末を迎えます。
撮影場所となった沖縄県内各地(那覇市内のスナック街や静まり返ったビーチ)のロケーションは、観光地としての華やかさとは対照的な「死の匂いが漂う静寂」を浮き彫りにし、強烈なコントラストを生み出しました。