エアコンから水が漏れ出した際、絶対にやってはならないのが「設定温度を上げ下げしながら様子を見る」という行為です。運転を継続すると内部で発生した結露水が次々と溢れ出し、被害が加速度的に拡大します。まずは冷静に、以下のエアコン水漏れ応急処置を手順通りに実行してください。
第1ステップは運転停止と電源プラグ(コンセント)の抜去です。水が電気系統や制御基板に回り込むと、機器の全損だけでなく漏電ブレーカーの遮断や感電事故を引き起こす恐れがあります。リモコンで停止させた後、必ず壁の専用コンセントからプラグを抜いて通電を遮断してください。
第2ステップは周囲の家財と壁・床の養生です。本体の真下にあるテレビ、パソコンなどの家電製品や家具を即座に退避させます。床にはタオルを敷き詰めた上に大きめのビニール袋やバケツを配置し、本体の吹き出し口付近には養生テープとゴミ袋を使って「水滴を受け止める簡易シュート」を形成します。水滴が壁を伝って内部の石膏ボードに浸透すると、後々クロスの剥がれや内部腐食の原因になるため、壁面への直接の伝い漏れを遮断することが肝要です。
第3ステップは室外ドレンホースの排出口確認です。ベランダや庭に出て、排水ホースの先端から水が出ているかをチェックします。冷房運転中に室内機から水が垂れているにもかかわらず、外のホースから全く水が出ていない場合、配管内部で閉塞が起きている証拠です。