物語の深みを支えているのは、間違いなく層の厚いサブキャラクターたちの存在だ。豪快に酒を煽りおつまみを嗜む「くりまんじゅう」は、酒描きコンテンツとしての魅力を放ちつつ、時に頼れる先輩として後輩たちを見守る。圧倒的な強さを誇る「ラッコ」は、討伐の師匠として君臨しながらも、甘いスイーツに目がないというギャップでファンを身もだえさせる。
さらに、他者の体を奪った疑惑を抱えながら愛らしさを振りまく「モモンガ」や、ラーメン店「郎」で健気に働く「シーサー」など、一癖も二癖もあるキャラクターたちが織りなす群像劇は層が厚い。ただの引き立て役にとどまらない個別のストーリーラインが、ファンダムの熱量を多角的に押し上げている。