2011年にリリースされたソロデビューシングル『Dear J』は、彼女のキャリアにおける最大の転換点の一つだった。グループアイドルの一員から、ひとりのファッションアイコンへと脱皮したこの瞬間、彼女のビジュアル完成度は頂点に達していたと多くのファンが記憶している。
エッジの効いたダンスビートとスタイリッシュな衣装、そして何よりもシャープさを増したフェイスライン。クールさとコケティッシュさを兼ね備えたその表情は、同世代の女性たちに強烈なインパクトを与え、アヒル口ブームを社会現象にまで押し上げた。初期のあどけない妹系キャラクターから、完璧に構築されたスタイリッシュなミューズへの変貌は、メイク技術の飛躍的進化とセルフブランディングの賜物であったことは間違いない。