この死闘を語る上で欠かせないのが、自信に欠ける弟分ペッシとの関係性だ。プロシュートはペッシを単に足手まといとして切り捨てることはしない。時に厳しく罵倒しながらも、彼が見せる姿勢は終始一貫している。
「マンモーニ(ママっ子)」と叱責しながらも、土壇場でペッシが見せた僅かな成長を見逃さず、「栄光」を共有しようとする。力で支配するのではなく、自らの生き様と背中で「プロとは何か」を叩き込む。その純粋で苛烈な教育論こそが、のちにペッシを本物の刺客へと覚醒させた。ファンが彼をただの敵キャラクターではなく「兄貴」と慕う理由は、まさにこの無償の絆にある。