検索窓に文字を打ち込んだ際、意図しない組み合わせの候補が表示される現象は日常茶飯事だ。クリックベイトを狙う一部のまとめサイトやトレンドブログが、アクセス数を稼ぐために過激な見出しを量産し、それにユーザーが反応することで検索エンジンのサジェスト機能が機械的にワードを上位へ押し上げる。
X(旧Twitter)や各種SNSでは、着用された洋服のブランド特定やシルエットの美しさを語る純粋な投稿が数多く交わされている。しかし、そうした健全なファッション談義の隙間に、過度な詮索や扇情的なキーワードを散りばめた低品質な情報が紛れ込み、Yahoo!ニュースのコメント欄などでも時折議論が白熱する。ネット空間における情報の増幅装置が、実体のない検索現象を肥大化させている側面は否定できない。